こんにちは、iku(@aim_better_life)です。
2023年10月(令和5年秋期)、久しぶりに高度情報処理技術者試験を受け、
見事に情報処理安全確保支援士試験に合格しました。
試験に合格すると、
国家資格である「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」に登録できるため、
受験される方も多いと思います。
この記事では私が合格した勉強方法をご紹介します。
受験される方の参考になれば幸いです。
私の受験情報
勉強方法を紹介する前に、私の受験情報を紹介します。
- 受験前の保有資格
- 受験回数
- 勉強時間
- 午前Ⅰ試験免除の状況
受験前の保有資格
私は情報処理安全確保支援士試験に合格する前に、以下国家試験に合格していました。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- データベーススペシャリスト試験
ただ、セキュリティ関連の資格は持っていなかったため、初のセキュリティ資格試験でした。
受験回数
令和5年秋期は2回目の受験でした。
1回目の受験は令和2年秋期です。
そのときは午後Ⅰ(※)が59点で1点足りず、悔しい思いをしています。
注:午後Ⅰについて
令和5年度秋期試験から午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験が午後試験に統合されています
勉強時間
2回目の受験では、2023年7月13日に受験の申し込みをして、
- 平日に2時間
- 休日に6時間
ほど勉強していました。
2023年7月から10月で300時間ほど勉強していたと思います。
1回目も同様の勉強時間だったのでトータルで600時間ほど使っていますね。
平日、休日それぞれ以下の時間帯を
勉強時間として確保していました
・平日:6時〜7時と、21時〜22時
・休日:8時〜11時と、13時〜16時
午前Ⅰ試験免除の状況
私はしばらく情報処理技術者試験を受験していなかったので、免除対象者ではありませんでした。
ですので、こちらの勉強も合わせて行っています。
補足:免除制度の概要
次の①から③のいずれかの条件を満たした場合、その後(2年間)の受験申込み時に申請することによって、情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部(共通的知識を問う午前Ⅰ試験)が免除され、午前Ⅱ試験から受験することが可能です。情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部免除対象となる条件(いずれか一つでも満たせばOK)
出典:IPA 免除制度の概要
- 応用情報技術者試験(AP)に合格
- 情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
- 情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる
勉強に使用した教材
使用した教材は主に次の3つです。
勉強方法
私は試験勉強に取り掛かるにあたり次の方針を立てました。
上記方針に従い、次の5つのステップで学習を行いました。
①勉強スケジュールを立てる
まず、以下を実施するスケジュールを立てます。
- 基礎知識を入れる
- 分野別に問題解く
- 午前の過去問題を解く
- 総復習をする
最初はあくまでざっくり立てて、学習の進捗や理解度に合わせてスケジュールは変更します。
私は以下スケジュールを立て、概ね計画どおり進めることができました。
- 2023年7月
- 基礎知識を入れる
- 2023年8月〜9月中盤
- 分野別に問題を解く
- 2023年9月後半
- 午前の過去問題を解く
- 2023年10月〜試験まで
- 総復習する
私は2回目の受験だったので期間は短めです。
初めて受験する場合は期間をとって腰を据えて勉強することをオススメします。
【例】
基礎知識をいれる | 2ヶ月 |
分野別に問題を解く | 2ヶ月 |
午前の過去問題を解く | 1ヶ月 |
②基礎知識を入れる
「情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2023年版」を使って、基礎知識を頭にいれます。
内容を理解しながら1周します。
この段階では問題を解く必要はありません。
③分野別に問題を解く
「2023 情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」」を使用します。
「第3部 午後問題のテーマ別対策と必要知識」という章があるので、
各テーマごとに書籍内で紹介されている次の順序で学習をすすめていきます。
- 前提知識の確認
- 本章の知識の確認
- FE、APの過去問題・解答例・採点講評を読んで理解を深める
- SCの過去問題・解答例・採点講評を読んで理解を深める
- 章末の演習問題で確認
- 必要事項の暗記+午前問題
勉強に使用する過去問題は下記のように明記されています。
書籍には該当テーマが試験に出現する確率も記載されています。
効率的に学習するために、私は出現率の高いテーマから解いていきました。
勉強時間がない場合は、出現率の低い午後の過去問は解かず、
午前の問題のみ解くのも1つの戦略です。
学習した内容はノートにメモするなどして後で復習できるようにしておくとよいです。
私はこんな感じでNotionに整理していきました。
④午前の過去問題を解く
ここまでで午後対策はできているので午前対策を行います。
「情報処理安全確保支援士ドットコム」を使用して過去問を解き、
間違えたところは時間を空けて再度解く、を正解するまで繰り返します。
私は午前Ⅰ、午前ⅱを3年分(6回)解きました。
ポイントは実際に時間を測って合格点が取れるか確認することです。
もし合格点に達していない場合は
過去3年よりも前の過去問も解いて知識を増やしておきましょう。
⑤総復習をする
最後の1週間は試験合格に向けて最終調整です。
勉強したことを思い出したり苦手な分野を確認したりします。
まとめ:学習計画を立てて午後対策をメインにする
私は次の3つの教材を使用しました。
試験勉強は
- 試験範囲を満遍なく学習するために、勉強スケジュールを立てる
- 午後問題を解くことで基礎知識も身につくため、午前対策は最小限とし、午後対策を中心に学習する
の方針のもと、次の5つのステップで行いました。
ここまでやったらあとは試験当日に向け体調を整え、最後まで諦めず問題を解くです。
午後は150分(2時間半)の長期戦です。
午後問題は時間が十分あるので、焦らず問題を解いてください。
皆さんの努力が報われることを心より応援しています。
試験前日はこちらの記事を確認してみてください。
試験合格後、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)に登録するか迷う場合は
以下記事を参考にしてみてください。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
本記事が少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
今日も良い一日を!